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「文句言うなら食わんで良し」
「し、仕方ないわね…食べてあげるわよ!」
「…さっきから、いったい何やってんだよ…」
いつもの朱莉ならば喋る口調はまさに俺様。
学校では「優しく大人しい女の子」を装っているため違うのだが、俺と二人きりの時は「だろ」とか「俺」とか「じゃねーか」など男としか思い得ない口調で話すのが朱莉だ。
「何って…決まってるだろ?」
ピクリと反応した朱莉を見てしまったと思えば後方へと一歩下がり逃げる準備をした。
青葉の予想は当たりカッと目を青葉に向けるなり、長い話は始まった。
「現在攻略中のゲームの題名は『下僕のお嬢様』!ツンデレ系に不思議系キャラ、電波系等と言った様々な性格のお嬢様を攻略できてなぁ~あ、俺が執事な?ついでにお嬢様とのバリバリ恋愛とかつまらねぇーから、ちょっと改造して男同士の…」
この朱莉の話は学校に到着するまでの時間、間無く話され学校に到着した時はあれだけ憎らしいと思った学校が神と崇めるべきだと思ったのである。
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