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う~ん、このままだと本当に風邪引いてしまいます~ と悩んでいるところに、 「あれ? また捨て猫を拾ってるじゃんか いや、少年だから捨て犬かな??」 「丁度いいところにやって来てくれました~~!!!!」 現れたのは黄泉川 愛穂 月詠 子萌と同じく女先生であり、長い黒髪を後ろで縛った彼女は相変わらず緑色のジャージを着用していた そして子萌と同じコンビニの袋を持っていたが、中身は惣菜ではなく大量のお菓子が入っていた おそらく黄泉川の家に住んでいる居候の少女のためであるだろう 「好きだね家出の子供の保護 そしてとうとう少年にまで手を出すなんて…なかなかやるじゃんよ♪」 「違います!!! この子がこんな寒空のしたで寝ていたんで起こそうとしていただけなんですよ!!!!!」 「そうなの? しかしよく寝れるじゃんかこの寒さのなかで 風邪引かないのかね」 「私もそれが心配で起こしたんですけど……」 「また寝たというわけじゃんね」 完全に熟睡したのかぐぅぐぅと寝息をたて気持ちよさそうに寝ている少年
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