蘇りました。

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男は3人。 『おう、何だ?兄ちゃん』 「俺の妹です」 「お兄ちゃん!」 『そうかい、んじゃ妹さんは借りていくよ』 「悪いですけど妹は連れて帰ります」 『いやいや、それは困るよ。妹は置いていってもらわないと』 埒があかない。 「警察に行きますよ?いい加減にして下さい」 男たちは顔を合わせて何かを話し合っている。それが済むと、 『なら、警察に行かれる前に君の口を封じるよ』 喧嘩になりそうだ。嫌い何だがな。 『かわいい妹を守ってみな!』 1人目からパンチが来る。大振りだ。 俺はしゃがむようにかわして鳩尾にパンチをめり込ます。 『ごぼぉ!』 相手も予想外だったのか、失神してしまった。 『てめぇ……!優しくしてれば調子に乗りやがって!』 もう1人が警棒を取出し走ってくる。 俺は足下にあった石を蹴り顔に当てる。 一瞬怯んだところを回し蹴りを顔面に食らわせる。 『ぐべぇ!』 ドサリと男は倒れた。 『ならぁ!』 後1人、俺は今落とした警棒を拾い脳天に振り下ろす。 『……!』 全員片付いた。暴力は嫌いなんだがな…… 「大丈夫か?美穂」 「お兄ちゃん!ありがとう!」 妹は津田 美穂(ツダ ミホ)実の妹だ。 「お兄ちゃん、帰ろう?お腹空いたよ」 「ああ、そうだな。帰ろう」 この時、警察を呼んでいたら……今もそう思う。
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