蘇りました。

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「今日はカレーだよ!」 美穂が笑みを浮かべカレーを持ってくる。 やっぱり夢だった?でも何で血塗れ状態で倒れていた? 分からない。分からない。分からない。分からない。分から―― ピンポーン 「俺が出るよ」 少し置いておこう。考えても分からないんだから。 「はいはーい」 ガチャ 「津田 穂ね」 「そ、そうですけど?」 「私ケイトと言います。ケイト・アレル。あなたに話があります」 「あの、日を改めてお願いしたいんですけど……」 「あなたは死んだ」 「――!?」 「何を言っているって顔してますね。少しでいいんです」 「美穂。少し出掛けてくる。先に寝ててくれ」 「気をつけてね」 「了解。それじゃあ行きましょうか」 とりあえず近場のファストフードに行くことになった。 「まず、俺が死んだ。どう言うことですか?」 「そうですね。あなたは死んだ。これは間違えの無い事実です。あなたは闇の世界に行ったはずです」 間違っていない。 「あなたは生きていたいと思いましたね?」 確かに思った。 頷くしかなかった。
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