乙女ん。

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とりあえずバカをぶん投げて、 柊さんを救出。 「大丈夫ですか?」 「ちょっとキツかったけど大丈夫。 それより、相川ちゃんの方が可哀想だよ?」 自分もキツかったのに その原因の心配をする。 あんなやつ、ほっとけばいいんですよ。 「大丈夫です。 相川さん、投げて欲しいって言ってましたから。」 「あれ? そうなの?じゃあいっか。」 にこにこしながら 嘘をきっちり信じた柊さん。 …あなた、純粋すぎです。 「さ、帰りましょ、柊さん。 日付かわっちゃいますよ。」 「えっ!? それは大変だよ!!! ちょっ、ねい早く帰ろ?」 何気ない言葉で急かしたつもりだったのに、 いきなりわたわた慌てだした柊さん。 なんかあるんですかね? まぁ、わたわたしてる柊さんが 可愛いんでとりあえず良しとしましょう。 「じゃあね、茉瞬、相川ちゃん!!!」 「あれ、もう帰んの? 気をつけてねー?」 「うん、大丈夫!!!」 「柊ちゃん、また明日ね♪」 「私には挨拶ないのかよ。」 「アヒャヒャ、ねいもばいばーい♪」
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