乙女ん。

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うだうだ楽屋を出て車に乗り込む。 もちろん、そのまま俺ん家です。 「ねぇ、柊さん?」 「んー?」 「今日ホワイトデーじゃないですか?」 「そだねー」 「私、お返し用意出来なかったんです。 だから、今なんかありますか?」 さっき考えてたことを そのまま柊さんに伝える。 「いや、お返しはいいよ。 一緒にいてくれるだけで十分。」 そい言ってにっこり微笑む柊さん。 でもですね、 そういう訳にはいかないんですよ。 「それじゃあ不公平じゃないですか。」 そう伝えれば 少し考え込む様子の柊さん。 「じゃあ…さ、」 「はい。」 「今日、3つだけ俺のお願い聞いて?」
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