プロローグ

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少し寒さを感じながら、目覚まし時計に起こされる朝。 もう少し寝ていたいのだが、そうする訳にもいかないので急いで着替えて学校に向かう。 時間は7時50分、家から学校までは大体30分かかる。「(ヤバい遅刻する)」 自転車で飛ばして間に合うぐらいだ。 なので俺は急いで学校に向かった。 その結果、間に合ったのは間に合ったが・・・・・・クラスのみんなから嫌な顔をされた。 俺は汗っかきで毎日ギリギリに学校に来るので、臭いが酷いらしい。 自分の体臭が分からないため何ともいえないが、ほとんどの人は何も言ってこない、諦めたんだと思う。 最初の頃は、鞄や教科書などを隠されたり廊下に机が出されたりしたぐらいだったからマシだ。 初めは傷ついたけど、あれからもう二年もの月日が流れて慣れてしまっため何とも思わなくなってしまった。 急いで席について先生が来るのを待っていると、いきなり頭に衝撃を受けた。 何で叩かれたのか確認するため後ろを振り向くと、箒を持った女子が。 「学校に来ないでよ」 っと女子が怒りを込めた一言を発した。
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