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「ふぅ……これで力が手に入ったんだな?ディスコード!」
『ああ……言い忘れたが今から少し激痛が起こるがまた死ぬなよ?』
そう言うとディスコードの声は笑いながら消えていく。当然アランは、そんな事は聞いていないため激痛に対しての準備は何も出来ていない。すると、急に彼の身体に刃物で切り裂かれたような痛みが走る。
「ぐわぁぁぁぁ!!何だ!?身体が!?僕の身体がー!!」
アランは口から大量のよだれ、目からは血の涙を垂らしながら頭を押さえて疼くまる。
「グワァァァー!!ギギャャャー!?ゴワァァァー!!?」
アラン・バズクードは彼自身の声ではないような声で叫び声をあげ、必死で痛みに堪える。痛みに堪えている間に彼はさっきいた場所とは違う暗い空間に来ていた。
ただ、暗いだけでなく、周りは赤い血で覆われたような真っ赤な壁が無数にあり、中心には魂の固まりのような化け物がいた。
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