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少女は、もう
子供を作ることを、やめていました。
もともと身体も弱かったりして、
お産に耐えられなくなってしまい、
子供逹に代替わりしてもらいました。
その分、人魚が、
たくさんの卵を産むので、
子育てのほうが、楽しくなっていました。
ここは、ひとつの浮き島ですが、
ここから出たことのない子供逹は、
外を見ようとはしませんでした。
子供逹には、
少女や人魚の記憶も受け継がれているため、
出たくはないのでしょう。
みんな白い肌に銀の髪。
瞳の色は、それぞれ違っています。
紅い瞳の子が多いけれど。
顔は鏡に映したように、そっくり同じです。
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