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たくさんの子供逹に恵まれて、
少年と少女と人魚は、
穏やかに暮らしていました。
森の中に数本、枯れた樹木がありました。
それは、乾燥肉のように、
削り取って食べる、肉類の一種でした。
その樹木のおかげで、
みんな元気に健やかに育っていました。
人魚のパパの、
龍神の好意でした。
みんな、龍神の肉を食べているとは知らず、
削っても削っても減らない、
不思議な樹木だと思っていました。
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