紅月

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紅月

淫らだらだらだらだら… 可愛らしい女の乾いた唇 紅を塗れば二度目もできるかな? ほら…今宵も紅い月が笑ってる。 淫らにはだけた浴衣姿が堪らない 髪乱れて顔わ見えないけど、その美しさに心奪われて… 首を這わす舌先 絡め合う体 そこには深い愛を感じるのは真夏の幻 偽りの愛に靡かれて… 君があんまり綺麗だから 吸い込まれる様に 何度も唇を重ねた… ほてった体君の隣でゆっくり冷ましていたかった。 真っ黒な空に 散りばめられた星たち 数えても 数えきれない… 生ぬるい風の中で 君の生ぬるい体温を感じて ほんの少し幸せ感じて… もう少し夢を見ていたいと思ったんだ… 君があんまり綺麗だから「愛してる」と呟いた。 少し君は微笑んで 唇を重ねた… これが最後の夜になるとも知らずに 何時もの様に君を抱き締めた…
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