0人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
紅月
淫らだらだらだらだら…
可愛らしい女の乾いた唇
紅を塗れば二度目もできるかな?
ほら…今宵も紅い月が笑ってる。
淫らにはだけた浴衣姿が堪らない
髪乱れて顔わ見えないけど、その美しさに心奪われて…
首を這わす舌先
絡め合う体 そこには深い愛を感じるのは真夏の幻
偽りの愛に靡かれて…
君があんまり綺麗だから 吸い込まれる様に
何度も唇を重ねた…
ほてった体君の隣でゆっくり冷ましていたかった。
真っ黒な空に 散りばめられた星たち
数えても 数えきれない…
生ぬるい風の中で
君の生ぬるい体温を感じて
ほんの少し幸せ感じて…
もう少し夢を見ていたいと思ったんだ…
君があんまり綺麗だから「愛してる」と呟いた。
少し君は微笑んで 唇を重ねた…
これが最後の夜になるとも知らずに
何時もの様に君を抱き締めた…
最初のコメントを投稿しよう!