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学校の近くに着くと、車が校門前にたくさん止まっていた。
偏差値が高くて有名な私立校でもありお金持ちが通う学校でもある。
名前は聖桜学園。 幼等部から大学院まである。
国でいうとオーストラリアが５つくらい入ってしまう大きさである。
聖桜学園には寮があるがほとんどの者が自宅から通っている。
もちろん四人もお金持ちに入るのだ。
拓也は世界で有名な桜庭財閥の四男。
亮太はスポーツ関係の会社の次男。
和樹はファッション関係の会社の息子。
裕也は裏社会で物凄く有名な赤沢組の息子だ。
四人は学園から家まで歩いて十分のところにあるため、毎日家から歩いて学園に通っていた。
高等部に行くには30分くらい掛かるため、車で行くものもいれば、バスがあるためバスで行くものもいる。
拓也は生徒会に入っているため学園専用のリムジンがやってくる。
「来たね」
拓也の前にリムジンが止まった。
運転手が運転席から降りてきた。
「拓也様 お迎えに上がりました」
「ありがとう 三人もお願い」
「かしこまりました」
四人はリムジンに乗り込み高等部へ向かった。
白いリムジンに乗る者は車やバスで来る者より優先されるのが掟だったりする。
高等部の玄関につき、四人はリムジンから降りた。
すると……。
『拓也様ー！』
『亮太様ー！』
『和樹様ー！』
『裕也様ー！』
リムジンに降りたら両端の生徒たち……いや、親衛隊という者たちがたくさん並んでいた。
聖桜学園は……男子校だったりする。
「よくやるな」
「ほとんどの生徒たちが親衛隊に入っていて寮にはほとんどが親衛隊でうまっているからね」
「そうなのか？」
「うん 僕 尚兄に呼ばれているから生徒会に行くね」
「あぁ 気を付けろよ」
拓也は三人と一旦別れてすぐ近くにある生徒会用のエレベーターに乗り込み七階にある生徒会室へ向かった。
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