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「先に飲んでようか。」
「そうですね!イヴさんには悪いですけど♪あ、ケーキ忘れてたんで持ってきますね。」
そういうと亜夜女はまたそそくさとキッチンに向かっていった。
その隙に李雷雷は亜夜女のほうのティーカップの方に、懐から取り出した速効性の睡眠薬を入れた。
その手つきは手慣れた物である。何度もそういうことを経験してきているのを示していた。
「お待たせ致しました!ケーキどうぞ!」
亜夜女は自家製という黄金色のチーズケーキを持ってきた。見るからに絶対美味しいやつである。
「どうもありがとう。」
「いえいえ♪」
そういうと早速亜夜女は紅茶に手を伸ばした
「かかったな…」
全身からじわっと汗をにじませながら、李雷雷の頬は微かに吊り上がった。
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