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「…き……、……ろ、おい、起きろ!」
「うっ…、あ、れ?ここは、どこ?」
「やっと起きたか、俺の名前は玲音、お前は?」
玲音と名乗った少年が黒髪の少女を起こした。
「わ、私の名前は瑞穂、あ、あの!ここは一体何処なんでしょうか?他にも人が倒れているようですけど、」
彼ら二人の他に数名の人がまだ倒れている。
彼らが居るのはどうやら少し大きめの部屋の中のようだ。部屋には窓はなく、あるのは一つの扉だけのようで、壁には黒いスピーカーが付いている。
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