32745人が本棚に入れています
本棚に追加
以前、ほんの少しだけ事件に触れて、この家に義弟を連れてきてほしくないと遠回しに言ったこともあるのですが。
義母には「事件の話はしないで!」、「穿り返して何がしたいの?」、「これ以上、義弟を苦しめないで!」と激怒されました。
まるで悪者は、私の方みたいな言い方です。
でも、悪いのは義母の息子である義弟でしょう。
被害者の女の子は一生癒えない傷を抱えて、今も生きているんです。
加害者である義弟が苦しみ続けるのは、当たり前のこと。
それなのに、罪を忘れて償いもせず、事件を無かったことにするなんて有り得ません。
許せないし、憤りも感じています。
けれど、義母には永遠に私の気持ちを理解してもらえない気がします。
義母は私のことを良く思っていないし、反抗することを嫌います。
命令に忠実で、波風立たせず、家事を黙々とこなす従順さを私に求めています。
義母に突っ掛かれば、「それが嫌なら出ていけ」と、この家からも追い出される気がします。
最初のコメントを投稿しよう!