序章

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『おい、この女だが、ラットスター伯爵令嬢のマリアじゃないぞ!』 『な、なんだと!』 『胸の大きさが違いすぎる。それにマリアは、こんな年増女じゃないぜ』  拉致される際に、そんな失礼極まりない会話を聞いたんだが――。  胸の大きさはともかく、俺は年増って言われるほど、年を食っちゃいないぞ、この野郎!  とりあえず、人間年齢では、二十五歳なんだが……。  そんなこんなで、年増って言われるとイラッとするよな!
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