風邪の理由

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はぁ・・・ なんで竜の恋人なのに タケを通さないと聞けないんだろう。 竜、俺もう5日間も 竜に逢ってないんだけど。 もうそろそろ抱きしめたくてしょうがねえ。 竜、逢いたいッ! そう思うと体は動いていた。 『タケッ! 俺、今日サボるッ!』 「えっ?はゃ・・・ 俺は、タケに言うなり 竜の家まで走ってきた。 チャイムを押すと 家政婦さんは居ないみたいで、 「カチャリッ」 と鍵の開く音がして扉が開いた。 中からはだるそうな竜が出てきた。 「は、やと…」 竜は俺の名前を呼ぶなり、倒れた。 俺は急いで竜の部屋に運び、 おでこに手を当てる。 『予想以上に熱いし・・・。』 濡れたタオルを竜のおでこにのせて、 竜が眠っている間に、 あまり慣れないキッチンを借りて お粥を作った。
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