232人が本棚に入れています
本棚に追加
/121ページ
そんなこと考えてたら、なんだか竜が愛おしくなって、
ベッドにもたれ掛かりながら雑誌を読んでる竜を後ろから抱きしめた。
「…んっ。
はやと。」
竜も今日は俺が必要みたい。
雑誌をただんで、
ベッドの上に乗ってきた。
『りゅ、う。』
「隼人、前から抱きしめて?」
『ん。』
どうやら今日は言葉にしたいらしい。
だったら今日は俺もそれに答える。
竜に言われた通りに
一度離れて前から抱きしめた。
「隼人、もっと。
もっとぎゅってして。」
ギュッ
「隼人の心臓も
俺の心臓も
同じくらいドキドキしてる。」
『ふふっ。
二人して
まじ、はえーよ?』
「…ん。」
竜の顔が俺の肩から離れ、
俺の顔の前にきた。
チュッ…。
竜の唇が俺の唇に優しく触れた。
最初のコメントを投稿しよう!