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「俺の蓮になんて事すんだテメェ!!」
美雪の言動に唖然とするその人の、思考回路は止まったままだった。
「…ったく、人がせっかく黙ってようと思ったのに…。」
「だ…だって~!」
半泣きの美雪の頭をポンッ―っと叩いて、その人に手を差し出した。
「大丈夫?」
「は、はい。驚きました…。美雪さん…男です…。」
「すまない。…この事、内緒にしてやって?」
僕がその人の顔を真剣に見つめて言うと、その人は笑顔で頷いた。
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