総合病院（番外編）

お盆の夜勤

就職して2年目の夏…お盆に夜勤が入りました。お盆と言えば、元気な患者さんはみんな家へ外泊。病院に残るのは術後間もない患者さんか、末期の患者さんだけ。十数人しか病棟には患者さんが残らないので「ラッキー😃今日の勤務は楽勝だわ✨」と思い、いつものように深夜0時少し前に出勤。更衣室で少し寒気を覚えたけど「冷房効きすぎなのかな？」と思い、着替えをさっさと済ませ、ナースキャップを片手に（深夜勤務の時は夜間帯控え室でゴロゴロするのにキャップは邪魔なので、朝になってからつけるのです😅ちなみに、準夜勤の時は消灯過ぎたらキャップはずします😅）いざ自分の勤務していた7階の病棟へ…。詰め所の前でふと詰め所の中を見ると中に4人。「あれ？相方さんがもうきてる？」普段から勤務の30分以上前に出勤していた私は、相方さんが先にきているなんて滅多にない。「今日は○○さんだよな？いつもぎりぎりにくる人なのにな？」そう思いながら詰め所へ
私「お疲れ様でっす😃」
先輩「あら、みぅー。もうきたの？相変わらず早いね～」
私「えー？でも○○さんもうきてますよね？負けたっ！」
先輩「え？まだきてないよ？」
私「だって、さっき外から見たら4人いましたって！」
先輩「お盆だから帰ってきた人見たんじゃないの～？」
私「怖い冗談やめてくださいよ～💦」
そう言いながら回診車の準備を始めた。でも、確かに詰め所の中に4人いた。嫌な予感がする…と思いつつ朝使う点滴の準備を始めると相方さん登場。
○○さん「お疲れ～。」
私「お疲れ様で～す😃」
○○さん「あれ？管理婦長は？」（管理婦長とは、各病棟を統括する婦長で、各夜勤の時に患者数を把握、各病棟に異常がないか確認にくるのです。病棟にいるのは数分ですぐ管理室に戻ります）
私「え？管理婦長きてませんよ？」
○○さん「だって、外から見たら絶対5人いたって！」
私「私もさっき来た時4人見えたんですよね」
○○さん「やだ～💦みぅー。この話やめよう」
私「そうですね💧考えないことにしましょ」
そんなやりとりの後、申し送り開始。夜勤が始まった…