過去のキオク

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「まじで!?やったぁ!!」 「うん。じゃあちょっと待ってて。コップ持ってくる」 食堂のおばちゃんからコップを借りて、イチゴオレをお裾分けしてあげた。 大満足のご様子で美味しそうに飲む奏太君は、外見では想像できない位に可愛く思えた。 「やばい…そろそろ講義始まる…じゃあ、また今度!!」 そう言って、奏太君は鞄を掴むと食器を持って急いで学食から出ていった。 時計を見ると2時になるとこだった。 今日の授業はもうないし、そろそろ帰ろうかな…なんて思っていたら、奏太君が猛ダッシュで戻ってきた。 「俺、千夏ちゃんのこと、好きだ!!付き合って!!」 … …… ………。 今なんと?
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