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「んじゃ!!返事は後でして!!」
奏太君は元来た道を去って行った。
とりあえず…
私は人生初の告白をされたみたいで。
ほっぺを掴んで引っ張っても痛くて、夢なんかじゃなかった。
「嘘ぉ!!」
私の叫びに学食のおばちゃん達がビックリして一斉に私を見るから、私は逃げるように鞄を持って学食を出た。
奏太君は嫌いじゃない。むしろ…私はこの短期間で奏太君のことが好きになっていた。
でも、こんなに可愛くない女なんて奏太君には似合わない。私じゃなくても可愛い子はたくさんいるし、奏太君を前から想っている人がいるはず。
それなのに私が彼と付き合っていいはずない。
でも…
私がこの想いに素直になっていいなら…
付き合いたい。
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