日常

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すぐに達した社長は、私をソファに残してシャツを着て、ネクタイを絞めていた。 初めての時もそうだった。 私は身売りしてるんじゃない。 ただ、私を必要としてくれる人が欲しかった。 躰は満たされても、心の隙間は癒えなくて、それでも誰かに依存してなきゃ駄目で。 「ありがとう。不倫、という形ですまないな…千夏…×××××」 アイシテル 言わなくていいのに。 愛してるとか、そういうのは貴方の言葉じゃ聞きたくない。 「いえ…」 「じゃあ、いつもの。先に戻ってるから、後で戻って来なさい」 社長はテーブルに3万円を置くと、社長室から出ていった。
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