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まだ大学生だった私は、友達が彼氏を作ってエンジョイしている中で寂しく独り身だった。
「千夏さぁ、可愛い顔してるんだから、ちょっとは笑えばいいのに!!」
「彼氏いる美那に言われたくないですー」
「そんなこと言ってー…あっ、海斗から電話だっ♪」
ちょっとゴメン、と言うと美那は席を外して、学食から出ていった。
彼氏…かぁ。
「ねぇ、君が千夏ちゃん?…ここ、座っていい?」
「あ…どうぞ」
誰かわからないけど、なんかチャラそうな人が美那がいた席に座った。
「あぁ、俺?奏太って言うんだ。青沼奏太。奏でる太郎ね。美那ちゃんの彼氏の海斗の親友」
「そうなんですか」
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