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そうして玄関につき、学校へ向かうため急いで靴を履いていると、ふいにいつもと違う違和感に気づいたので、それを、俺を見送りにきてくれていた愛しの佳奈に聞いてみる。
「なぁ佳奈、そういえば今日はあいつ迎えにこなかったな?」
「そういえばお姉ちゃん、今日はこなかったね?」
あいつというのは、俺の幼なじみの事で、相原友梨というやつの事だ。
小さな頃から一緒で、幼稚園、小学、中学、そして高校まで同じといういわゆる腐れ縁ってやつだ。
毎日勝手に迎えにくるから今まで一緒に学校いってたんだが今日はこないな…
…あれか?ついに解放されたのか?
やった!やったよ!これで俺の人生は高校からは平和なんだ!
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