円尾坂の仕立屋

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ただ一人理由を知っている者は今日も仕事を一生懸命していた ただし 最近では考えられないほど晴れやかな表情をしていたけれど… ふと作業していた手を止めると遠い目をしながら華夜は呟いた 「そういえばあの時何故あの人はあんな事を言ったのかしら…? 『はじめましてこんにちは』なんて…」 まるで他人みたいじゃない… 「酷い人…でももう良いわ…だって…」 これでもう浮気なんて出来ないでしょ…? あなたは永遠に私だけのもの
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