円尾坂の仕立屋

18/20
前へ
/189ページ
次へ
赤く―紅く染まった裁縫鋏を再び手にして華夜は作業を再開した 『嫉妬』ほど人を動かすものはない 愛おしい人が他の異性と仲睦まじくしていたら『嫉妬』するのは当たり前 それが例え妄想の中の夫であっても… 自らの夫で無くとも… 嫉妬心から時に道理に外れたことをしてしまう 人は全てそうだけど 女性の『嫉妬』ほど怖いものはない 842年 須藤華夜による連続殺人事件
/189ページ

最初のコメントを投稿しよう!

115人が本棚に入れています
本棚に追加