円尾坂の仕立屋

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~歌詞~ 円尾坂の片隅にある仕立屋の若き女主人 気立てのよさと確かな腕で近所でも評判の娘 そんな彼女の悩み事は愛するあの人の浮気症 「私というものがありながら家に帰ってきやしない」 だけど仕事は頑張らなきゃ 鋏を片手に一生懸命 母の形見の裁縫鋏 研げば研ぐほどよく切れる 今日も町はいつもの通り 嗚呼穏やかで平和な日常 大通りであの人を見かけた 隣の女はいったい誰? 赤い着物がよく似合う 美しい女と仲睦まじく歩く姿こらえきれずその場所をすぐ離れたの だけど仕事は頑張らなきゃ 鋏を片手に一生懸命 頬を涙で濡らしながら着物の縫い直しに精を出す 町は何やら不穏な空気 何か事件が起こったらしい 橋の前であの人を見かけた 隣の女は一体誰? 落ち込んだ様子のあの人に寄り添う髪の綺麗な女 緑の帯がとても似合うわ 嗚呼そんな子が好みなのね だけど仕事は頑張らなきゃ 鋏を片手に一生懸命 赤く眼をはらしながら帯の修繕に精を出す
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