悪徳のジャッジメント

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カンッ 「被告に無罪を告げる」 「何故だ!?」 「こいつは何の罪も無い人々を大勢殺したんだぞ!」 「それでも裁判官か!」 私の告げた判決を聞くなり傍聴席にいた人々は次々と叫びだした しかし私の心はそんなことでは動かない 「…貧乏人共が」 私の心を動かすものはただ一つ 金だけだ 今回も被告人は無差別に国民を殺した殺人鬼ではあったが私が提示した金を払える富豪であったため私は無罪にした ただそれだけだ
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