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「…?」
わけが分からないという顔で魔道師はエルドの樹を見返した
「貴女は私の頼みを『退屈しのぎ』と言ったな。貴女は貴女が愛した人を失って貴女の幸せを自らの手で壊してから変わってしまったのか?前に会った貴女なら他人の頼みを『退屈しのぎ』などと言いはしなかろうに。それが不思議でならない。本当は何かを求めているからこそ私の依頼を受け私に知られないように『退屈しのぎ』などと言ったのではないのか?」
とエルドの樹が睨みながら言うと魔道師は笑みを顔いっぱいに広げた
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