ヴェノマニア公の狂気

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突如暗い闇が少年を包みこんだ 「えっ?うわっ!助けて!」 手足をばたつかせる少年に呆れながら 「大丈夫よ。じっとしていなさい」 と悪魔は言った 悪魔が言葉を言い終わると同時に闇は消えていった 「契約完了よ」 「えっ…?」 「今のあなたの顔は万人が認める美しい顔になってるわ。帰って鏡でも見て確認するのね。私の願い忘れないでね。それでは」 足早に去ろうとする悪魔を少年は呼び止めた 「まって!あの…その…あっありがとう」
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