ヴェノマニア公の狂気

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パチパチ 燃える暖炉を見ながらもの思いにふける成長した少年…ヴェノマニア公に娘が近づいていった 「公爵、貴方様に会いたいと言う者が訪ねておいでです」 娘をちらりと見て笑顔になったヴェノマニア公は機嫌良く尋ねた 「その者は女?男?」 「美しい淑女でございます」 「そう、それはよかった。早速呼んでおくれ」 「かしこまりました」 去ろうとする娘をヴェノマニア公は呼びとめた 「待って」
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