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コックが部屋から出て廊下を嬉しそうに駆けていくのを二人の人物が見ていた
「あのコックも馬鹿ね。そう思わない?レン」
「…?どうしてだい?リン」
わけが分からないという顔で首を左に傾ける召使を見てメイドは心底呆れたと言うように溜息をついた
「分からないの?コンチータ様がお休みなんて取らせるわけないじゃない!そんな事を申し上げた人達がどうなったか…レン?知らない訳じゃないわよね?」
目を細めて微笑するメイドを見ながらやっと合点がいったのか
召使はポンッと手を叩くと「そういうことか」
と言った
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