悪の娘・悪の召使い

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連れていかれるリンと入れ替わりに城から別の大人がやってきた 「王子様…いえ今日からはレン様とお呼びいたしましょう。もうよろしいですかな?お城から出ても…」 「うん、もう十分だよ。最後にリンと遊べたから。」 僕の顔を見る大人の目は哀れみの色を宿していた あるいはそう思いたかったのかもしれない… 僕自身が悲しかったから… こうして僕はお城の外に出て民衆として暮らすことになった
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