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雅「何だよここ?」
?「気がついたかの?」
誰だこのオッサン?
?「私はこの世界の神…お主から見れば異世界の神に当たるな。そしてお主らを転生させた張本人じゃ。
」
は?どんな洗脳教育受ければそうなるんだ?
三流テロリストだってもっとましな洗脳するぞ。
神「誰が洗脳されたなどと言った。」
何でわかるんだ?
神「まあよい。この世界はバランシア。化学より魔法が進展した世界じゃ。
君にはこの世界の勇者になって頂きたい。いや、ならなければならない。」
雅「どう言うことだ。」
神「君はかつてこの世界を救った勇者の生まれ変わりなのだよ。その証拠に君はまだ試してないみたいだが、君のこの世界での身体能力と魔力量は不安定だが無限に等しい。そして私がそれを最強に仕上げ、瞬間治癒能力と創造を足した。
そして、一緒にきた彼女だが…これは私からのプレゼントじゃ。お主、あの娘に惚れとるじゃろ?」
雅「なっ!?そんなわけ…あるか…///」
神「図星じゃな。それに私が作った空間磁場は対象者とその対象者が望む物や人を吸い寄せるんじゃ。
だから主が望んだのは、あの娘と主の愛機というわけじゃ。」
なんかコイツには勝てない気がした。(会話的な意味で)
神「心配せずとも、脅威となる物の本体が目覚めたのではなく、脅威の障気に汚染された者を倒すだけじゃ。
だから気軽にこの世界での生活を楽しむとよい。
ではな!」
雅「ではなじゃねえよ!糞神が!!」
ゴンッ!!
雅「いでっ!」
信「それはこっちの台詞ですよ!!」
頭をさすりながら涙目で俺を睨む信…じゃなくて麻衣がいた。
雅「すまん。それより、この世界のことが全部ではないがわかった。」
信「私の件は無視ですか!?」
雅「いいから黙って聞いてくれ。」
それから俺は頭痛がしてから今に至るまでのことを話した。(麻衣の転生のことは完全な誤算だと説明した。)
信「そうなんですか。でもまさか大佐が勇者の生まれ変わりとは。」
雅「別にいいだろ。それはそうと、麻衣って何歳?」
信「大佐と同じ16歳ですが。」
同い年だと!?
雅「そうか。じゃあ麻衣はこれから俺のことは雅孝って呼んでくれ。ここは異世界で俺と麻衣は今大佐とか軍曹とかじゃなく、普通の同年代の男女だからな。」
信「わかりました。その…雅孝さん。」
雅「さん付けはちょっと歯がゆいけどよろしくな。麻衣。」
こうして俺と麻衣の異世界生活が始まった。
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