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今、自分は薄暗い中、コックピットに座っていた。
一人では広く、二人では狭い、そのような広さの中、自分と幼馴染で乗っていた。
「さっさと先に進みなさいよ」
後ろにいる幼馴染のそんな声が飛んできた。
行動しようにも薄暗くあまりよく見えない。
そんな薄暗い中、目を凝らすとユックリとだが目が慣れてきた。
目の前にはモニターの様なものが広がっており、左右の手元には操縦桿が有り、足元には幾つものペダルが有る。
その右手の操縦桿に手を伸ばし握ってみた。
すると、先ほどの薄暗い環境が嘘みたいに、一気に明るい光に包まれた。
突然の光量に驚き、目を塞ぐ暇すら無かったため、その光を直視してしまった。
「な、!?」
また、その明るさに反射的に声が出てしまった。
明るすぎるため自分は目を細め、明るさに目が慣れるまで数秒かけた。
ようやくその明るさに慣れて見てみると、先ほどまで暗くて見えなかったモニターに、文字と映像が表示されていた。
また、そのモニターからの明かりで、先ほどは暗くて見えなかった機器が幾つも見えた。
壁いっぱいにあるスイッチ類、左右の操縦桿の間にある半円のガラス、操縦桿にも幾つものボタンが付いていた。
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