~序章~

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とてつもなくキツい練習をさせる事で有名だ それと、雅紀先輩の妹だ。 「問題はそこなんだよな、お前や、仙田とかは大丈夫だろうが」 「とりあえず、後で皆と話してみます」 「わかった。じゃあ咲乃に明日からって事で言っとくわ」 「ういっす」 ―2012/4/27/PM4:39グラウンド― そして放課後、 「な、マジかよ」 「嘘だろ、」 「俺死ぬかも」 ここにいる2年全員は毎朝部活で5kmのロードワークをしているが、 咲乃の練習に関しては全く意味をなさないのだ。 「でも実際、水野が居たから新人戦勝てたようなもんだよな。」 言葉を発したのはGKの森山剛、 2年の中で一番背が高く、一番頭が良い。 「剛の言うとおりだ、咲乃が居なきゃ、俺たちはこんなに強くなかったんだ。」 「お、流石リーダー、良い事いうな。」 勇士が肩を組んで来た。 「こいつが、悠李が言ってんだ。みんなやろうぜ、」 「そうだよな」 「やるか」 「俺もやるわ」 「みーとぅー」 皆賛成してくれた。 ―2012/4/27/PM7:41自宅― そうして部活も終わり、 家路に着くと 「げっ、この車って、まさかな」 ガチャッ 「ただいま」 「おぉ~我が弟よ、おっひさ~」 「うわ、やっぱ姉貴か、」 「あんた、またおっきくなったでしょ、流石に3年も会わなきゃ身長も変わるわね~」 こいつは俺の姉貴、瑠璃。俺とは7つ離れている。 恐らく、仕事が休みだから帰ってきたのだろう。 ん? 何か一人多い気が…―― 「!!!」 「おっす!」 「さ、咲乃っ!?」
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