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脳回路
君に気持ちを伝えた時も
君に別れを告げられた時も
頭の中
脳の真ん中辺りに
電気が走る感覚があったよ
ああ 人間やっぱり 電気で動いてるのかな…?
なんて 考えたのは 後のこと
電流は 回路を焼き切って
脳は
また新しい回路を構築する
壊れたところは 通行止め
でも 撤去はしない
それが傷?
それも記憶かな?
君は何度も 僕の回路を焼き切って
僕の前から 姿を消した
最近では 幻を投影することもなくなってきたよ
新しい回路は構築され
日常は回りだした
黒く焼け落ちた 大きな回路を迂回して
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