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エドガーに別れを告げ、純平は走ってしのを追った。
「くそっ!!まさか影の中か!?」
純平はひたすらに走る。あの反応はおかしい。
怪し過ぎる。
「影の中じゃなかったら…あそこか?」
純平は方向を変えてその場所へ走った。
17時42分。
河原にて。
草が風に揺られてカサカサと音を立てていて、川の水は夕陽で赤く煌めいていた。
そして、その河原でしのは座り込んで川の流れを見ていた。
「はぁ…エドガー・グローブ」
しのは頭を抱える。
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