【告白~前編~】

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 そして次の日、ダチの鴫野 聖斗(シノギ セイト)との、待ち合わせの場所…。 (はっ…相変わらず……おせぇ…) 「はぁ…」  俺はイライラしながら、時計を見つつ聖斗を待つ。  いつもの事ながら、彼奴は遅い…遅すぎる。  高校に入学してからのダチで、すげぇ良い奴なんだが…ルーズなんだ…。しかも、方向音痴…。 (まいった…また、ギリギリじゃねぇか…)  昨日の事もあり、俺はどんどんイライラがましていく…。 「祈ぃ~!ごめんなぁ…」  奴は遅れてきたにも係わらず、手を振りながら、こっちに歩いてくるのだ。  まてこら、なんかの嫌がらせですか? (うをぃっ…走ってくれよ…)  心の中でため息を吐き、片手を上げ振りかえし…。 「あはぁ、遅くなった。」  いつもの笑顔で、詫び入れなからも歩いてくる様子に、諦めすら感じていた。 (こいつには、緊張感の欠片も…無いんだろうな…) 「良いよ。行こうぜ…」  そんな聖斗を知り目に、気にしてい無い様に振る舞い、学校の方へ足を向け歩き出した。 「うん…。祈…、もしかして…昨日…」  聖斗は横に付きて歩きながら、言いにくそうに俺に…聞いてきたのだ。 「ん…あぁ、まぁ…なっ…」
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