【告白~前編~】

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「……う~ん、でも俺…君の事何も、知らないんだよなぁ…」  少し間を置いて、俺は馬鹿正直にいらぬ事を、口にした。 「良いです。これから、知っていって貰えば…」  俺の言葉にも、めげずに微笑み掛けてくれる。 (そうゆう…事なら、まぁ…) 「解った…良いよっ。よろしくぅ。」  相手の言葉を信じた俺は、その日から彼女と付き合う事になった。  正直初彼だけど、何とかなるよな。  それから数日、彼女といるのがほとんどで、当たり前だが聖斗とはあまり、話して居ない。  聖斗も、何やら遠慮しているようで、教室にもあまり顔を見せなくなっていた。 「ごめんねぇ、今日用事あって…先に、帰って良いよぉ。」  昼休み彼女が、教室に訪れ何かと思えば、俺は仕方ないからと頷くと、彼女は走り去って行った。 (ん~久々に、聖斗誘ってみっかなぁ) っと、思いながら聖斗の教室へ足を向けた。 「聖斗ぉ~居るかぁ?」  思えば、聖斗の教室にきたのって、初めてなんだよなぁ。 (ははっ…) 「祈っ!!どうしたぁ?」  流石の聖斗も、俺の訪問に驚きを隠せない様子で、駆け寄って来た。
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