【告白~後編~】

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(声が…出るっ…)  目をギュッと瞑り、必死に歯を食い縛り、蕾からの感覚に耐え…。 「祈…入れるよ…」  聖斗の熱い声が聞こえたと同時に、蕾から指が引き抜かれた。 「ひっ…はぁ…はぁ…なっ!?」  その声と感覚に、目を見開き聖斗の顔が、近付き口を塞がれ…。  聖斗は自分の自身を取り出し、俺の蕾へ押し当てゆっくり挿入しだし…。 「んっ!?んんっ…」  蕾からの感覚に、背中をのけ反らせ、目から涙が流れ、口の中へ舌が侵入し俺の舌を絡めてくる。  その行為に、敏感に躰を震わせ、自身の限界も近付いてきた。 (やばっ…視界が…ぼやけて…)  兄とは違い、無理矢理なはずの行為は、なぜか優しく切ないもので、俺の躰は聖斗と一体になって行くようだ。 「んっ…ふんっ…んんっ…」  蕾の奥まで入り、ゆっくりと抜き差しをしだし、俺は無意識に自ら腰を聖斗の動きに会わせるように、動かしだしていた。  こんな事は、初めてでいつもの兄の行為は痛いもので、どうしてこんなにも気持ち良いんだろう。 (っ…まじ…やばい…) 「ふっんんっ…ふぁっ…んっ…」  口付けの合間に、口の端から声が漏れ、聖斗は容赦無く、口内で舌を動かしてくる。
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