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俺、鴫野 聖斗男です。背はぁ、183位かなっ。
今日は、高校の入学式です。緊張してる、みたいです…俺。
そして…、迷いました…。
(ここ…何処だろ…)
体育館に行くはずなんだけど、おもいっきり…迷った…。
時間も…、遅刻です…。
(とりあえず…歩くか…)
俺は再び、体育館を探して歩き出した。
「おいっ!…」
誰かの声がして、足を止め振り返ると、可愛いらしい女の…ん?学ラン…男だったぁ!
「…何やってんだ?」 相手を見てほうけていた俺に構わず、声を掛けてくる。
(あっ…ヤバイやばい…)
「えとっ…迷った…」
我に返り、慌てて言葉を返した俺の顔は、すごく変な顔だろう。
(変に思われたかなぁ…やっぱり…)
「体育館なら、こっちだぜ?」
俺の顔なんか、気にしてないように、話を続けてくれる。
なんか、良い奴だなぁ。
「へっ?…あっうん…」
返事をし、相手が歩き出したので、付いていった。
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