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「先生…、ごめん寝ちゃたぁ。」
保険医のとこへ行き、苦笑いを浮かべ、頭をかきながら言い。
「いえいえ、貴方の担任の先生には、連絡しておきましたよ。」
微笑みながら、言葉を返してくれた。
「あっ、あんがとっ。…まだ、起きないんだぁ…。」
俺は礼を言い、祈に視線を走らせながら、呟く様に言った。 なんか…、やな感じだなぁ。聞きたいけどさぁ、踏み込めねぇ感じがする…。
祈には、何があんだろ…。
「…そうですねぇ。起こして、差し上げてはどうです?」
不意に掛けられた言葉に、俺は一瞬戸惑ったが小さく返事をし…祈のところへ戻った。
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