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楽しそうなお袋を見ていると、断る事も出来ず…結局着る俺。
仕方ないよな…本当は、女の子が欲しかったらみたいだし…これくらい、着るだけだし…な。
「解ったからぁ、着替えて来るから…。」
お袋から、服を受けとり二階の自分の部屋えと向かった。
「はぁ…まいった…」
制服を脱いで、お袋から受け取った服に着替えながら、ため息混じりに呟いた。
(ん~…これで、いいのかなぁ…)
着替えてはみたものの、女の子向けの服は着にくい…体型は、一応男になりつつあるのだ。
「まぁ、いっか…」
良く解らないまま、下へ降りて行き。
「祈ぃ~!似合うっ!!さすが、私が産んだ子っ!」
嬉しそうに笑うお袋を見て、少し脱力感を覚えるも…良かったと思った。
(…なんでも、いいや…)
「あっありがと…。もう、良いかなぁ…」
目を輝かすお袋の顔を、伺いながら苦笑いを浮かべて、脱ぎたいなとぼそぼそと一人呟いた。
「なぁに、言ってんのよぉ!お父さんに、見せないとぉ…」
出たっ、お袋の親父に見せたい発言…その犠牲者は俺なのだ。
(やだなぁ…)
親父も、女の子が欲しかったみたいで、俺が女の子の格好をすると、喜ぶのだ…。
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