1 コンプレックス

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そんな日々がようやく終わり、兄は見事第一志望に受かった。 ─やっと、お母さんが構ってくれる。 でもお母さんが夕食でいつも聞くのは、兄の事ばかり。 私なんかいないような、お母さんの兄に対する、 「友達、出来た?」 「クラス良いの?」 「先生は、どう?」 最初だから仕方ない、そう思ってた
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