恋愛難民

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「モテない訳じゃないんだから、さっさと彼氏作ればいいじゃん。いつまでいない歴＝年齢でいるつもり？」

「いたもん！」
私は慌てて前に乗り出す。

目を細めてじと～と怪しげな目つきで見ながら、批難するように口を開く。

「『サッカー部の広瀬くん』だっけ？そんなの恋愛に入んないでしょ？」

ぐっと詰まった私を今度は哀れむ様に見て、「今を生きな」なんて最もらしいことを言うから、何も返せなくなった。