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氏
「どうすんのって言われても…。」
即座に答えが出せない俺。
そんな俺に対して軽いため息をつきながらも、
茅
「出て来ちゃったもんは仕方ないわ。
事故だもの…でも、その後の課題が今のこの状況よ。」
ともう一度、クエスチョンを明確に戻す。
氏
「むぅ…。」
助けを求めるべく、
横にいるクレハの方を見る。
クレハは涙目で返してくれた。
…駄目じゃん。
救援は失敗に終わった。
すると、そこに発言したのは
夕陽
「…結局、うちで暮らすしかないんでしょ?
じゃあそれでいいじゃん。
回りくどくてめんどくさいこと言わずにさ。」
妹よ…はっきり言いまくったが
この状況にキリをつけるのには完璧な助け舟だった。
茅
「はあ…そうよね。
幸い、パパママは地球一周だかよくわからない旅行に行ってるし、今なら私達しかいないから事をまとめるにはちょうどいいし。
…まあ、一応クレハちゃんしだいなんだけどね。」
クレハ
「…おいていただけるなら!
こちらこそよろしくお願い致します!」
言われた瞬間にそう言って、深々と頭を下げるクレハ。
…なんかひっかかるところがあるけれど、とりあえずは一件落着か?
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