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時間というものがゆっくりになったのがわかる。
そう、言うなら一瞬の出来事であるそれが、
観覧車でゆっくり一周しているくらいの間に思えるような…、
言い換えればスーパースローカメラみたいな?
そんな感じ。
そうしている間に、
床が見えてきた…あぁ、ぶつか
バギィッ!
大胆な床へのキス。
床が壊れるか顔が壊れるか、
見た人ならそんな事を言うだろう。
それほど美しい背負い投げ…それが今起こったことの正体だった。
そうやって俺の意識はゆっくりと途切れていく。
…いつも思うが…弟にこんなことしやがって…、いつか俺死ぬぞ…。
そうして完全に意識は途切れた。
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