妄想世界の勇者様、別世界の魔法使いなあの子

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ここは―、 気がつくと一見、豪華な一室。 しかも広いし、目の前には…。 王様の様な人が豪華な椅子に座っている。 まあ…王様なわけなんだが。 氏 「そうだ…ここは…。」 ??? 「王様のお部屋ですよ、氏様っ」 気づかなかったが、横にいた女の子が そう俺に教えてくれた。 そうだ―、 あの馬鹿姉に起こされる前に俺は魔王を倒して…。 そう、ここは俺の妄想の中の世界。 この世界では俺は勇者。 そして、魔王を倒した英雄。 そして…この子は…、 ??? 「ふぇ?クレハの顔ばっかり見て…顔に何か着いていますですか?」 赤毛の短髪で一見、魔法使いな格好をした彼女は…そう、クレハ。 この世界で共に魔王を倒した魔法使いだ。 氏 「いや…なんでもないよ。」 クレハ 「そ、そーですか? ならいいですけれど…。」 そんなことを言い合ってる間に、 王様は話を進めだす。 王様 「勇者・ウジよ、お主はこの世界を支配した魔王からよくぞ救いだし…」
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